『大覺世尊』(大いに悟った人/釈迦の尊号)、『愍念有情』(いとおしむ/あわれむ心)、『示成正覺』(本当の悟りの境地に至ることを教え示す)、『随機演教』(新しい境遇に順応し教えを押し広める)、『權實』(権教=便宜を用い、法理を簡単でわかり易く・実教=佛理の真髄をとくもので法理も深奥である)の大きさの違いはあれど、みな、佛の『知見』に悟り入り、結果『成佛』(迷妄を立ち真理を悟って佛果菩薩を成就すること)を息年生けるものに示させる為だけに必要である。 しかしながら、『末世?生』(風俗や道義の衰え果てた時代・息年生けるもの)、『業障深重』(業障=過去の罪悪による現在の障害が深刻である)、『智淺福薄』(知識が浅く幸が薄い)、『知識難遇』(知識はめぐり合うのが難しい)、末能直下:気持ちの良い:佛度生本懐、そこで、特開:すべての息年生けるものを済度し、當生:成就の淨土法門。 その昔、南昌梅大士曰く、:"もし、耐えたれるのであれば、もし、修行するのであれば、ただ、将来の苦果を抜き取るためだけでなく、実際(実)すでに目の前の福利を得、真の修行を学ぶ者でなければ、そのすばらしさに悟ることはなく、かつて教え諭す道を歩いた者でなければ、その奥深さを窺い知ることもない。" また、曰く、:"今日において、佛法を押し広めることを欲し、淨土を主張していかねばならない。"
"淨宗學會"とは、乃夏蓮居大士が第二次世界大戦後に発起した、浄土を専門に研究し広める組織である。 淨空法師は40年、大乗佛教を一般に広め、この宗派の拠りどころとなるものを熟知しておられ、確かに東・西・南・北・上・下等の十方、及び前世・現世・来世の三世は、すべて、これ佛陀であり、生きながらにして迷妄を断ち、真理を悟って佛果菩提を成就すること(度生→度世=俗世を通り越して仙人になる? 成佛=転:往生すること、死ぬこと)の最も重要な法門である。